新卒で入った会社が倒産して学んだ3つのこと
今から15年以上前の話。
まだリクルートの分厚い本についてくるハガキで企業に資料請求していた時代だ。
当時は就職氷河期まっただ中。
おまけに地方だったこともあり就職先も限られていた。
海外にいくとか、まして起業とかの選択の存在さえ知らなかった。
たまたま就職合同セミナーで空いている会社があって、時間つぶしに聞いてみた。
そしたら勢いで面接することとなり、そのままその会社に入社することとなった。
その会社は建設関連でアパートなんかの工事を請け負う会社だった。
社員の規模は300人くらいだ。
新入社員時代は、片っぱしからピンポンをおしての飛び込み営業とか、電話営業を一日300件くらいにした。
当時、インターネットは今ほど発達していなかったとはいえ、完全な営業バリバリの会社であった。
当時も今ものんびりした性格であまりがっつきのないアヤタカは営業成績は悪かった。
まあ当然か。今でもガツガツした営業に苦手意識を持っている。
それでも何とか3年が過ぎたころ事件は起きた。
その日は夕方ごろなって、大事な発表があるので全社員はオフィスに残っていること、という通達が出された。
あーなんだろ?と思いながらも社員が待っていたが7時になっても8時になっても連絡がこない。
みんなも
「なんか、業績も悪いしボーナスカットとかかなー」
「支店でも閉鎖するのかなー」
とかまだそんなにこの事態を本当に深刻なものだと捉えてはいなくて、わりと呑気な雰囲気だった。
そんな中やっと夜10時をまわったころ、普段、愛想のいい支店長が見たことのないような険しい形相で戻ってきた。
そうしてみんなを集めるように指示を出した。
その後、衝撃的な一言を彼は泣きながら発した。
「わが社は本日をもって破産しました。みなさんは全員、解雇されました」
超衝撃だった、が、このつらい環境から抜け出せると少しほっとした。
その後、いま金庫から出してみんなに分けてます、債権者にとられる前に!って感じで1カ月分の給料を生々しい現金で手渡された。
それですべて終わった。
そんでそこで学んだことは
1:会社を信じてはいけない。
会社に愛着と誇りを持つのはいいが、業績が悪くなれば契約関係だしねって当たり前のことが身にしみた。
2:仕事について真剣に考えた方がいい
アヤタカのように、なんにも考えずに合同セミナーで空いている企業に入社してはいけない。
主体性をもって将来をよく考えなくてはならない。
3:どんな環境でも学ぶことがある
結局、倒産してしまった会社だったが、そこで学んだことや営業体験は今の自分に活きている。
だからどんな会社も環境も自分の学びになる。
それでもう色々やばいなって会社にいる人は真剣に考えてみるのもいいかもしれない。
なんせ、会社とあなたは契約しているに過ぎないのだから。