ハローワークがどうだったか体験レポート
新卒で入った建設会社がある日突然倒産した、ラッキーボーイアヤタカです。
あの体験は、本当に幸運だったと感じます。
その後の職業人生において
『会社を信じてはいけない』
という教訓を強くもつきっかけをもらったのですから。
そんな会社にしょっぱなから人生における最高のギフトをもらったアヤタカが向かったのが
職安!そうハローワーク!
その後の人生において何度もお世話になった(爆!)ハローワークへはじめて足を踏みいれたのです。
そこは現代のダーマ神殿なのか?『悟りの書』ではなく『離職の書』をもって挑みました。
まあ、そこはそれは驚愕の体験をすることになるのです。
今から15年前くらいの地方都市の話です。
その頃はいまよりもっと景気が悪くバタバタと企業が倒産し、失業者が多かったに違いありません。
ハローワークに恐る恐る足を踏み入れると、
めちゃくちゃ人がおおい!!!!
地方でこんなに人が集まるのはロックフェスか、あの頃のハロワだけだったに違いありません。
しかも、自分も失業者なのに
『うわーここにいるおじさん達、みんな敗れ去った人たちなんだね』
と間違った偏見をその頃は持っていました。
それでハロワにいくと初回説明会?みたいな会場に案内され
・失業保険の受給方法
・求職中の諸々の注意事項
等の説明を受けます。
それで初めに言っておきます。
その当時のハローワークは
失業保険の手続き以外のサービスはヒドかったです。
失業保険の詳しい説明は省きますが、ようは自分が働いていてもらっていた給料の何割かは期限付きでもらえる制度です。
それはそれは失業者にとってはありがたい話です。
で、何がひどいかというとまずはハロワの職員の方で人間としての品性が疑わしい方がいます。
例えば失業保険の説明の際に『年収の何割かをもらえる』という説明をするために、目の前の人に対し
「あなたの年収はいくらでした?」
とたくさんの人の前で平気で聞くおじさん職員がいました。
さらに斡旋される仕事に関して20代だった自分にあう仕事はほとんど見つけられず、忘れたころに何のフォローもなく、しょうもない求人票が1枚だけ郵送されてきたりする時代感覚に呆れました。
またその当時は事業者に対してハロワが
「採用しなくていいから求人だして!どうせタダだし!」
といって求人を集めて、さも求人がこんなにあるのに就職できないのは求職者にあるという空気をつくるいわゆる『カラ求人』が横行していた時代でした。
しかも、ハロワ説明会では
『失業保険受給中にアルバイトしたら絶対申請しろ!絶対かくれてやっても見つかって、その分は返金してもらう』
というプレッシャーを常にかけてきます。
そのくせ求職活動の報告はいい加減でも書式に則ってればおっけーな感じで、お役所仕事全開でした。
まあ、ですからその当時ハロワは失業保険だけもらうための手続きの場所でしかありませんでした。
まさかハロワでいい転職先を見つけようなんて期待は1ミリも持ってなかったのが現実です。
やっぱりそれだったら転職はサービスのいい民間の転職エージェントいって、ハロワは失業保険もらうためだけにいくってなりますよ。
でも、今はどうやら頑張っているらしいです。
若者向けハローワークがあったり「人材銀行」という40歳以上の専門職に特化した国営の紹介所もあるらしいのでサービスがその当時から比べると良くなっているかもしれません。
でもやっぱりアヤタカはハロワに対して
『カウンセリングとかいらないんで、給付金ください』
って思ってしまうのよ。
一度付いたイメージって怖いな。